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El Loco  (1981)

 前作よりも更にポップ性を増したアルバムで、そのカラッとした軽めのサウンドが異色の一枚と言えるでしょう。彼らの中でも1番ポップであろう曲、"Leila"(クラプトンの同名曲とは別物です)や、シーケンサーが導入された "Groovy Little Hippie Pad"、軽めのギターサウンドの"Pearl Necklace" などがこのアルバムを象徴しています。 また、ツイストが踊れる"Tube Snake Boogie"や、ダスティーがボーカルをとるキメの一発 "Party on the Patio"は、いつもの彼ららしい曲ですが、やはり、アルバム全体のトーンから、普段とは違った感じに聴こえます。 なお、この頃、実際のステージでは、圧倒的なパフォーマンスを繰り広げており、その後の世界的な大爆発を予感させるものでした。 <Amazonで試聴>
Eliminator  (1983)

 ブギーにテクノを取り入れ、そこにテキサス・ブルースとアメリカン・ロックを融合。パワフルで分かり易すい ZZ TOPサウンドが完成。全世界850万枚のセールス、135週チャートインしたベストセラーアルバムです。 爽快な"Gimme All Your Lovin"から、生のライブを感じさせる"Bad Girl"まで、一気に聴かせてくれ、 特にドライブには持って来いのパワフル・ドライビング・アルバムでもあります。 MTVでもおなじみ、"Legs","Sharp Dressed Man","TV Dinners"はもちろんのこと、今でもライブで演奏され続けている"Got Me Under Pressure"や、やはりブルースは不変である"I Need You Tonight"など、聴きどころ満載。 ZZ TOPを代表する1枚。オススメです。 <Amazonで試聴>
Afterburner  (1985)

 調子に乗った彼らは、前作よりもシンセ・サウンドを大量に導入し、ZZ TOP流スペース・ブギー・サウンドで豪快に突っ走ります。 前作と同様、MTVとの相乗効果で火がついた曲"Rough Boy","Sleeping Bag","Stages"もありますが、 なにせ日本では一番売れたアルバムです。どの曲も良く聴いていた、アルバム丸ごと一枚聴いていたファンも多いことでしょう。 休む暇なく繰り出されるZZサウンドによって、一瞬にして最後まで聴き終わってしまいます。 日本人には出せない豪快さ、テキサンにしか思いつかない?独特のユーモア、そして、ルーツはブルースという彼らの世界がひとつの完成形を見せた大推薦盤です。 <Amazonで試聴>
Six Pack  (1987)

 ファーストから6枚のアルバムを3枚のCDにまとめたものです。なぜか「Deguello」だけが収録されておらず、ファンの間で大きな謎になっているのですが、「Deguello」収録の"Dust My Broom"(オリジナルはR・ジョンソン。但し、ZZ TOPのこれはエルモア・ジェイムス・バージョンのカバー)の著作権に関係しているのでは? と、言うのが有力な説とないってます。 ブックレットには、英語の詳しい解説が含まれており、ちょうどこの頃、一般に普及し始めた"CD"という媒体を使って、更なるファン拡大を狙って売り出されたことが分かります。 <Amazonで試聴>


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