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★ ジャケットをクリックでクレジットを表示。
Mescalero  (2003)

 1981年の「El Loco」以来、久しぶりにスペイン語タイトルが冠された最新盤です。 中には本当にスペイン語で歌われる曲"Que Lastima"もありますが、全アルバムからの集大成的な曲と、またもや新境地にもチャレンジしました。 タイトル曲 "Mescalero"は、今までにないほどメロディアスなサビ。ロッカバラード調の"Goin' So Good"は、これまでなぜ演らなかったのか不思議なほど違和感がなく、もろにカントリーの"What Would You Do"からは、彼らのルーツをストレートに感じることができます。 また、オーティス・レディングのヒットで有名な"Tramp"は、ZZアレンジの妙を感じさせます。 基本的なギターの音色は、前作から続く深いファズ・サウンド。しかし、サウンド・バリエーションはかなり広く、曲ごとに違った音色を聴かせてくれます。 ブックレットの写真にもありますが、ボ・ディドリー本人からもらった60年代の赤いグレッチも数曲で使用しているそうです。また、このブックレットも4コマ漫画風になっていて笑えます。(やはりZZは、「クルマ」と「美女」だったのか!) ジャケットからはメキシコを。そして、多彩な曲からは、なぜか懐かしさも感じさせるアルバム。最後には、シークレット・トラックとして、映画「カサブランカ」の主題歌"As Time Goes By"をビリーが歌っています。シブイ! >> AmazonでGet!!
Chrome Smoke & BBQ  (2003)

 昨年あたりから噂が流れていたボックスセットがついに発売されました。内容は、バーベキュー小屋?を模した外装、レア曲を含む4枚組CD、80ページに及ぶ詳細な解説(全曲メンバー本人からのコメント付き)、「ギター回し」と「ZZ TOP登場」のパラパラマンガ、そして、バーベキュー・セット(笑)です。[セット内容(写真)] 但し、これは15,000セット限定のリミテッド・エディションの仕様。ノーマルバージョンは普通の四角い外装で、バーベキューセット(紙製)は付きません。 収録曲は、ジミヘンの前座を務めたこともある、ZZ TOPの前身バンド"The Moving Sidewalks"のアルバムから3曲。ZZ TOPのファーストシングルのA/B面。セカンドアルバム「リオ・グランデ・マッド」収録曲"フランシー"のスペイン語バージョン。80年代ディスコ・リミックスバージョン4曲。ヒット曲"チープ・サングラス"のライブバージョン。その他、全ての曲はオリジナルテープからリマスターされた全80曲[収録曲]。 マスタリングはバンドと30年来の付き合いになる名エンジニア、ボブ・ラドウィグが担当。そして、プロデューサーはビル・ハム! 内容もさることながら、スタッフも充実です。 前身バンドの音源や、ファースト・シングルが綺麗にデジタル化され、容易に入手できるようになったことに感激しました。聴きたくても聴けなかった、もしくは、存在すら知らなかった方にも是非聴いてもらいたい内容。驚くこと必至です! リマスターされた他の曲も、特に初期の曲は顕著に音がクリアになっています。 80ページに及ぶ解説には、バンド結成前から現在までの出来事がうまくまとめられており、また、使われている写真は、当時の所属レーベルであるワーナー・ブラザースからの発売だけあって「あの80年代」を思い起こさせるものばかり。懐かし&レアなものが満載です。 >> AmazonでGet!!
Rancho Texicano - The Very Best of ZZ TOP  (2004)

 2枚組みのベスト盤、ベストとしては 4枚目(ボックスセットを含むと6枚目)となるものです。 今までにリリースされたベスト盤を見てみると、 ロンドン・レコード時代の初期曲を集めた「The Best of ZZ Top (1977)」、主に80年代のヒット曲中心の「Greatest Hits (1992)」、ブルース曲だけを集めた「One Foot in the Blues (1994)」 と、それぞれ特徴があることが分かります。 今回は、2枚組みで収録数にも余裕があり、初期〜90年代(ワーナー在籍時)まで、均等に選曲された聴きやすい「新ベスト盤」とも言うべき作品です。 音源としても、上記のボックスセットと同じくオリジナル音源の為、"Brown Suger"に余分なリバーブ処理が施されていなかったり、"Bar-B-Q"がフェードインして始まったりと、今のCDでは聴けないレアものも収録。また、懐かしの80年代「ダンス・ミックス」や、"Cheap Sunglasses"のライブ録音なども入っています。 「4枚組みのボックスセットを買うほどでも・・・」という方や、「初めてのZZ TOP」としてもちょうど良い盤ではないでしょうか。 >> AmazonでGet!!
Eliminator Collector's Edition  (2008)

 80年代にZZ TOPが爆発的人気を博すきっかけとなったアルバム「イリミネーター」。このアルバムからZZ TOPの快進撃は始まりました。そんな記念すべきアルバムのコレクターズエディションです。オリジナル音源の他にライブ音源やヒット曲「レッグス」の別バージョン、そしてボーナスDVDとして未発表ライブ映像が含まれています。ライブ音源の一つは、1983/8/20のドニントン・モンスターズ・オブ・ロックのもの。ビリーの雄叫びと共にギミ・オール・ユア・ラビンが勢いよく始まり、大人数の観客がそれに応えるように歓声を上げます。他にもシャープ・ドレスド・マン、ゴット・ミー・アンダープレッシャーなどノリのいい曲を連発します。もう一つのライブ音源は、1983/10/16 ロンドン・マーキーのもの。小会場で客と一体となった、汗まで飛んできそうな素晴らしい演奏を聴くことができます。
ボーナスDVDには、懐かしのビデオクリップを4本(Gimme All Your Lovin', Sharp Dressed Man, Legs, TV Dinner)と共に、1983/11/17のイギリスの音楽番組"The Tube"出演時のライブ映像が入っています。さすがにこの頃のZZ TOPは勢いが違う。映像で見るとそれが良く分かります。曲自体は代表的ないつも聴いているものですが、なぜこんなにもカッコよく迫力があるのか。これを見るだけでこっちまで元気になることウケ合いの大興奮映像です。 >> AmazonでGet!!


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